OCNモバイルONEはNTTドコモの完全子会社であるNTTレゾナントが運営しているMVNO事業者です。
NTTグループにもかかわらず、格安SIMの会社としてはなぜか知名度が低いです。
無制限プランはドコモが、20GB~100GBの範囲はahamoが、そして10GB以下の通信容量はOCNモバイルONEが担当しています。
ですから月間の通信容量の少ない低価格帯にも関わらず、速度が安定して速いとの口コミが多く集まっています。
このページではOCNモバイルONEの評判やメリット・デメリットをまとめています。
なおOCNモバイルONEは携帯用のSIMになります。WiMAXやポケットWi-Fiとは用途が異なります。ポケットWi-FIはGalaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)の評判などを見るとイメージが湧くと思いますが、携帯に直接SIMを指すのでは持ち運びタイプのルーターを別途用意するプランです。
こうしたルーターに興味があるようでしたら WiMAXおすすめのプロバイダなどを検討するのもいいかもしれません。
OCNモバイルONEの評判は非常に良い
速度に関しては高評価が多いです。
MVNO見直してるんだけどOCNモバイルONEだけMVNOらしからぬ速度出してるのこれマジ?
お昼のビジネス街でahamoと同等スピードの通信速度出せるOCNモバイル優秀では?
OCNモバイルONE使ってるんだけど、プライベートIPに設定買えただけで、回線速度メチャ速なんだが
この価格でこの回線速度出せるの…
ocn モバイルone歴長いけど、知らなかったぁ‼️ SMSの家族割みたいの欲しいです。そしたらメインでもいい
ドコモのエコノミー始めた辺り?からocn モバイルone速くて良い
このように速度に関しては比較的高評価です。
一方で節約モード時の速度に関する口コミもあります。節約モードを愛用している人も多いようです。
昼間(12:00-13:00)はOCNモバイルの節約モードのほうが、mineoの通常モードより速い気がする
OCNモバイルの節約モード200kbqs IIJMIOの低速モード300kbqs
Twitter 表示速度どっちもそんなに変わらんしYoutubeも144pなら視聴可能だな🙄
OCNモバイルONEは節約モードでもミュージックカウントフリー対象は高速通信してるのが助かる
低速モードは200kbpsに制限されます。OCNモバイルONEの低速モードは無制限に使えるわけではないのでそこは注意が必要です。
OCNモバイルONEを契約するメリット
- 速度が比較的速い
- ドコモの5Gに対応
- 音声通話の通話料が安い
- 音声通話のオプションが豊富
- 低速モードが使える
- スマホセット購入が激安
- Musicカウントフリーがある
- OCN光モバイル割がある
- dポイントが貯まる
速度が比較的速い
口コミでもあったようにOCNモバイルONEは格安SIM事業者のなかでは速度が安定的に速いです。 完全ドコモのグループ会社で「ドコモのエコノミーMVNO」という位置づけですから十分な設備投資がされていても不思議ではありません。
もちろん利用エリアによっては速度がでにくい場所もあると思いますが、比較的速度の出やすいMVNO事業者です。
ドコモの5Gにも対応
OCNモバイルONEはドコモの5Gが利用できます。 契約後、5Gオプションを申し込むと5Gに接続できるようになります。
料金は無料です。
5Gにつながるとさらに速度が上がります。
音声通話の通話料が安い
OCNモバイルONEは音声通話の通話料が安いです。 30秒で11円ですから、一般的なMVNO事業者は30秒22円のところが多いので、半額で通話できます。
HISモバイルのほうが安いですが、ほぼ変わりません。 以前はOCN電話アプリ経由で電話しないと安くならなかったのですが、現在は自動で安くなるようになっています。通話品質は通常の音声通話となるため普通です。
音声通話のオプションが豊富
かけ放題オプションに3つのバリエーションがあります。
- 10分かけ放題 935円/月
- トップ3かけ放題(通話料上位3番号が通話料0円) 935円/月
- 完全かけ放題 1430円/月
10分かけ放題は10分以内の電話なら無料でかけ放題に、完全かけ放題は通話料が完全に無料になります。
トップ3かけ放題は通話料金上位3番号が通話料無料になるので、電話をかける先が3つほどで、そこにかけるときには10分以上の電話が多い人にはいいですね。
このようにかけ放題も3つのバリエーションから選ぶことができます。
低速モードが使える
高速通信を利用しない「節約モード」が利用できます。 節約モード利用時には通信速度 が200kbpsに制限されます。
OCNモバイルONEの低速モードは使いすぎるとさらに速度制限されるので注意が必要です。
「OCN モバイル ONE」では、通信量が基本通信容量と繰り越しサービス分の容量の合計を超えた場合に、通信速度を最大200kbpsに制限します。 新コースでは、低速(節約モードONの場合を含む)での通信量が基本通信容量の半分を超えると、さらに通信速度を200kbps以下に制限する場合がございます。
例えば6GBプランを契約していて、節約モードで3GBを超えると通信速度が200kpbsから60kbpsにさらに低下します。
OCNモバイルONEは「バースト機能」がついており通信開始後、ある一定の通信容量までは高速通信 になるため節約モードでもそれなりに快適なのですが、60kbpsになるとどうにもなりません。
節約モード中心に使いたい人は別の通信事業者を選ぶほうが良さそうです。
スマホセット購入が激安
OCNモバイルONEはMVNO事業者のなかでは機種の販売も豊富です。 さらにAndroidスマホなら激安で購入できることもあります。
毎月のようにセールを行っているので気になる機種がある人はちょこちょこチェックしておくといいかと思います。
Musicカウントフリーがある
対象の音楽配信サービスの通信容量がかからずに通信できます。
Musicカウントフリー対象のサービスは以下の通りです。
- Amazon Music(Prime Music、Amazon Music Unlimited)
- AWA
- dヒッツ
- LINE MUSIC
- Spotify
- TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク
- ひかりTVミュージック
音楽データダウンロードの通信量は高速通信の容量にカウントされないので存分に音楽を楽しみましょう。
OCN光モバイル割がある
自宅の光回線がOCN光を契約している場合には「OCN光モバイル割」が利用できます。 OCNモバイルONEの月額が200円割引になります。
dポイントが貯まる
通信料金に応じてdポイントが溜まります。100円につき1ポイント貯まります。
OCNモバイルONEのデメリット
- 店舗でのサポートはなく、電話やメールでの問い合わせのみ
- 最安ではない
基本的に大きなデメリットはありません。 格安SIMなのでサポートが期待できないのはどこも同じです。
また決して最安ではありません。単純に料金を安くしたいなら別の事業者がいいでしょう。
OCNモバイルONEはこんな人におすすめ
- 10GB以下の通信量で格安SIMを契約したい
- ドコモエリアで安く5Gを利用したい
- はじめての格安SIMを選びたい
何かに特化したMVNO事業者というより、料金も安いし、速度もでる。5Gでの通信もできる。と比較的万能なサービスです。
またドコモのエコノミーMVNOという位置づけになっているので、今後も継続的な設備投資が期待できます。
MVNO事業者があまり設備増強をしてくれないと、通信速度は確実に落ちます。その点での安心感もあるでしょう。
OCNモバイルONEをおすすめしない人
- ドコモの電波があまり強くない
- 低速モードで大量に使いたい人
OCNモバイルONEはドコモの回線しかないので、そもそもドコモの電波が届かないと使えません。 また先程も書いたように低速モードであまり大量の通信はできません。
ですからこの2つに当てはまる人はOCNモバイルONEは避けたほうがい いでしょう。